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フレキシブルエアロゲル
エアロゲルとは、低密度で空隙率の高い多孔質（無数の穴が空いたスポンジのような構造）の乾燥ゲル体で、ゲル単体では非常に脆く、製品（断熱材）化にあたっては不織布基材に含浸させるなどの必要がありますが、使用時のゲルの脱落（粉落ち）や断熱性が十分でないといった弱点がありました。微細セル構造を有したスキン層付き特殊発泡体と複合（セルに充填）させることで、粉落ちが極めて少なく、高い断熱性を持ち、加工性・柔軟性にも優れた製品となり、自動車や建材など様々な分野への利用が見込まれます。
高い断熱性を持ちながら加工性・柔軟性にも優れる複合材
他素材との熱伝導率、厚さの比較
素材単独では全物質中最高の断熱性能を有しています。また、1.8mmという薄さで0.016W/m・Kもの熱伝導率を実現しました。
フレキシブルエアロゲルの特徴
高い断熱性能
ポリオレフィンで120℃まで耐えられる性能を実現しました。歪み特性にも優れ、UL94 V0難燃版もご用意しています。
非汚染性・低発生ガスで環境にやさしい
超臨界発泡により、可塑剤・発泡剤を使いません。また、低分子量環状シロキサンフリーのため、接点不良の恐れが低いことも特徴です。
優れた加工性
様々な形状に加工可能な素材です。真空成型による3D加工にも対応しています。
繰り返し圧縮試験
試験条件
25%圧縮を繰り返し、重量保持率と熱伝導率の経時変化を測定。圧縮方法は、JIS K 6254『加硫ゴムおよび熱可塑性ゴム－応力－ひずみ特性の求め方』に準拠。
保冷・保温の性能評価
保温性評価：（缶内部：温水９０℃ ）と断熱材外周部の温度変化を計測し、温度差を算出
保冷性評価：（缶内部：冷気1～2℃）と断熱材外周部の温度変化を計測し、温度差を算出
一般物性
| 項 目 | 単 位 | 物性値 | 試験方法 |
| 厚 み | mm | 1.8 | Thickness gauge |
| 熱伝導率 | W/ｍK | 0.016 | JIS K 6401 |
| 密 度 | Kg/㎡ | 150 | JIS K 6401 |
| 25％圧縮荷重 | MPa | 0.12 | JIS K 6254 |
※数値はすべて代表値であり、保証値ではありません。
製品仕様
| サイズ |
| 厚み：1.8mm × 幅：500mm × 長さ：100m |
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