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2色成形 Double injection molding

2色成形で製品リサイクルとリペレットの使用

CO2排出削減に向けた環境活動の一環として製品(回収)から資源循環ものづくりが求められています。プラスチックは熱可塑性であり、その製品を回収粉砕してリペレット材(リサイクル材)として使用することが可能です。

課題

リペレット材の使用制限を受ける3つの問題:コスト・不純物・劣化

リペレット材の使用制限を受ける3つの問題

コスト:不純物の除去工程に費用がかかる

不純物:完全に除去しきれない

劣化:バージン材と比較して物性面で劣る

回収粉砕する過程で不純物を除去する必要がありますが、この工程にはコストがかかり、かつ安全には除去しきれない不純物も残ることがあります。また、一般的には長期間成形品として、色々な環境下にさらされた製品もあり、材料としての性能がバージン材と比較して劣化していることが多くあります。そのため、リペレット材の使用制限を受けることになり、世の中の資源循環が進まないことが課題です。

環境に応える2色成形工法

下図のように2色成形は積層成形が可能です。パネル、カバーなど意匠部品にはバージン材を、見えない部分にはリペレット材を使用することでリペレット材のデメリットをリカバリーし製品の実現が可能です。

  • 01 リサイクル性のアップ

    環境対応

  • 02 品質の安定

    バラツキを抑える

  • 03 組み立て工数削減

    組み立て工数や部品点数が削減され、在庫管理や横持ち管理などを減らすことが可能

使用例

自動車の内装部品など