■事例①
下図の製品において、成形後に収縮変形が起こり内反り形状となっており、別機種の類似製品の
立上げ時にこの内反りを無くす為、流動解析を用いて変形要因を探り、対策形状を検討提案致しました。
成形後の収縮により内反り変形が起こってしまい、流動解析により対策を検討。
まずは、3Dデータから反り変形解析により、現状と同様の解析結果である事を確認。
解析結果を元に変形の要因を掴み、対策となる形状を当社で設計検討。
対策形状モデルより、同様の反り変形解析を掛け、内反り変形がない事を確認し、お客様へ設計形状を提案。
提案設計より実製品を立上げ、内反り問題が解消した事を確認出来ました。
上記のように流動解析による要因分析・対策検討分析を行う事で製品立上げがスムーズに進み、お客様にも御満足頂ける運びとなりました。
■事例②
下図の製品において、成形時にガス溜りを起しやすい樹脂流動挙動となり、ウェルド、ガス焼けが起こり、これらを解消する為、流動解析を用いて変形要因を探り、対策形状を検討致しました。
製品上にウェルドやガス焼けが起こってしまい、流動解析により対策を検討。
まずは、3Dデータから流動解析により、ウェルド箇所にガスが溜りやすい流動挙となる事を確認。
解析結果を元にガス溜りとなる箇所へリブを立てて、ガスを逃がす構造で設計検討。
対策形状モデルより、同様の流動解析を掛け、ガス溜りが起こりにくい事を確認し、設計形状を金型加工へ反映。
対策設計より金型を加工し、実成形品にてガス焼け、ウェルドが解消できた事を確認。
上記のように流動解析により要因分析・対策検討分析を行う事で現状の課題がトライ&エラーを重ねる事無く最適な対策方針が築け、迅速な対策を実現する事が出来ました。
■実績紹介
●業界分野別
・自動車部品関係
・医療機器部品関係
・コネクタ/ハーネス部品関係
・文具事務用品関係
等
●解析依頼内容
Q.ウェルド位置を安価で検証したい。
➡各ゲート位置条件での樹脂流動によるウェルド位置予測を解析致しました。
Q.ヒケや反りを安価で対策検討したい。
➡御予算内で現行データ 及び 対策検討データを御支給頂き、各ヒケ・反り解析より
比較解析を実施致しました。
Q.金型製作前に事前に懸念事項を検証を行いたい。
➡設計データより各種解析(ウェルド位置、ヒケ部位、反り変形 等)を実施し、
結果レポートにより事前に懸念部位を予測致しました。
Q.顧客よりCAE解析レポート提出を求められており、出来るだけ安価で行いたい。
➡御予算内で検討データより各種指定条件にて解析を行い、結果レポートを御提出致しました。
御検討の際は、お気軽にご相談下さい